11/5放送のNHKスペシャル。
「立花隆最前線報告 サイボーグが人類を変える」
サイボーグ技術(生体と機械を融合させる技術)が、現在何処まで進んでいるかという番組。まぁ、最前線報告とか言っても、けっこう聞いたことある話が多かったですが。新しい内容は……「脳のペースメーカー」や「人工海馬」の話くらいかなぁ? でも、具体的に何をしているのかがよく分かる内容で良かったです。(本で読んで知ってたことでも、実際映像で見ると「おお」と思うし。)
主なTopicは以下。自分用覚え書き。
「脳あるいは神経から情報を読み取って機械を動かす(義手、パワードスーツ)」
「失われた感覚器官の代わりにセンサーを用い、脳に刺激を与えることで世界を知覚させる(人工内耳、機械の目)」
「脳の異常を機械で制御する(脳のペースメーカー。パーキンソン病などの治療で実用化されている)」
「脳に外部から指令を与えて身体の動きをコントロールする(ロボットマウス)」
「考えるだけで様々な機械を制御するシステム」
「記憶をICチップに保存する(人工海馬。だたしまだ海馬チップを試作した段階?)」
えーっと。この手の話は「生体からの情報→機械を動かす」「人工器官からの情報→生体に知覚を与える」に大別されるわけですが。いずれの場合も、「脳は機械と(直接・間接を問わず)繋がることによって、機械を自分の一部としてよりよく使えるよう、順応していく」というのが重要ポイントですかね。
番組の後半では「外部からの刺激で脳(というか精神)を変え得る」というのが倫理的にどうこう、という話も出てきましたが……新しい道具を使うだけでも、脳味噌ったら変化しますのでねぇ(人はそれを「学習」という)。脳も意識も環境(身体の状態)に合わせて変化していくのが自然なんだから、身体に手を加えておきながら、意識を「もとのまま」に留めておくことは不可能だよねとちょっと思ったり。
(立花さんは「間違った方向(軍事利用とか)に使われると云々」という取って付けたようなコメントしてたけど、本質的な問題はそこではない気がする。未だ人の心の働きが完全には解明されていない現在、心とか精神とかってのは「最後に残された聖域」のひとつであって、それを暴くことに対して嫌悪感があるんではなかろうか。使い方云々というのは、通りの良さ故に挙げられやすいだけなような……)
……なんかうまくまとまりませんが。ま、このへんのことについては激しく最終話に絡むテーマなので、考察は作中にて。