ゲームの話ばっかでスミマセン。でも今日も今日とて幻水4なワタシ。シナリオの復習に?ノベライズ本を買って読みました。電撃文庫のやつ。
で、ゲームやってるだけでは謎だった部分がやっとわかって、いやはや全く、どこまでも舌足らずなゲームだよねと再認識(苦笑)。いや、随所に隠されている設定を拾って、攻略本もサイトも見て、めいっぱい脳内補完すれば、たいへん良いお話なのですが……どうもあれは、企画からゲームにする過程で、いろんな小技を取り入れる代わりにストーリー展開上の重要ポイントを削りすぎてしまったのではないかと思います。
(※今更ですが、以下は思いっきりネタバレ注意。)
小説読んで、ラストシーンの意味がようやく分かりました(笑)。「崩壊するエルイール要塞に向けて罰の紋章を使った後……」主人公は命を削り尽くしてしまった訳ね。でも今までの継承者のように塵となって消えることはなく、小舟に乗せて水葬にされた、と。(108星コンプしてないとココで終わりらしい。)んで、108星クリアしてると、主人公が目覚めるムービーがあって、(小説では、小舟に付き添った人魚のリーリンが、主人公が息を吹き返したことをオベルに知らせている。)オベルの船が迎えに来て、拾って貰えるわけだ。
…………あのさぁ、それ、あのムービーだけじゃ絶対わからないから(苦笑)。せめて、主人公を水葬にするシーンだけでも入れて下さい。エンディングクレジットの背景にするとかでいいから。それだけで、プレイヤーの納得度が違うと思うよ。幻水つーたら「泣き」が売りのゲームなんだから、そこでお涙を頂戴しなくてどうしますか! もう。
おそらく、ストーリー展開上もっとも致命的だったのは、敵側の背景を隠しすぎて、主人公が戦わなければいけない理由がプレイヤーに伝わりにくくなっていた点。もうちょっとグレアム・クレイの過去とか、道を踏み外した経緯が語られていれば、お話に深みが出たのになぁ。特に、いわゆる「英雄譚」においては、敵側にそれなりの重みを持たせなければ、どんなに主人公サイドを充実させても、物語全体としての説得力が出ないものなんだけど……。「海神の申し子」トロイという異様に美形な敵キャラは、多分「敵を魅力的にする」為に作られたんだろうけど、実はあんまり必要ないキャラだったんだと思うんだよね。そんなキャラ出すくらいなら、もっとクレイの人物像を描けと言いたい。クレイがかつて罰の紋章を持ってたということも、最後まで隠しておく必要は無いと思う。つーか、かつての紋章継承者で、紋章から逃れるために自ら腕を切り落とし、故に期せずして息子に紋章を渡してしまい、更に「人間狩り」という非道な事件で息子を失った……なんて、主人公の生い立ちよりも遙かにオイシイ設定を、とことん利用しなくてどうする。タイミング的には、オベル奪回で主人公が倒れたあたりで、エレノアの口から詳しい事情を語らせると良かったんじゃ、な気がします。決戦前夜にちょろっと語らせるくらいじゃ、足りなすぎ。(エレノアはそういうこと喋るキャラじゃないとは思うが、他に事情知ってる人間がいないからな……。)
あと、ラスボス「巨大樹」と「エルイールの巨大紋章砲」について、もうちょっと情報を下さいな感じ。なんでここへ来て「樹」と戦ってんのか、ラプやってない人には分からないから(笑)。4はラプより先に出てるんだからさぁ。まー、4とラプは一つの話を二つに分けたんだと思うけど、片方でも分かるようにしてよ。ラスボスなのに、何で戦ってんのか分からないってのはシンドイからさ。
幻水シリーズで言えば、「敵側を魅力的に描く」ことで最も成功しているのは「2」なんですが。(ルカ・ブライトは狂王子だが、その狂いっぷりが見事だったのと、主人公を大切に思いながらも敢えて敵になったジョウイ、上官を支えるシード&グルカンなど、敵側の物語がとても充実していた。)……その例をなぞろうとして、しかし失敗してしまったのが「4」と言えるかと(苦笑)。喋りすぎはダメかもしれないけど、隠しすぎはもっとダメってことだよね。ああもう、ネタ自体は良かっただけに惜しまれる。……だからパロやりたくなるんだけどさ。
……ああ、なんだかまた長々と書いてしまった。
でも小説は読んで良かったです。謎が解けました(笑)。