夢も現実も、脳内のスクリーンに映し出された影絵であれば
そもそもそこに境界があると言うこと自体、幻であるような。
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薬の副作用をひきずったまま寝ていたからか、今朝方の夢は、夢を夢と知りつつ現実の記憶があやふやになるような内容でした。
夢の内容は、盆や正月に集まって遊ぶメンバー(高校時代の友人連中)に、いつの間にか一人新参者が混じっているというものだったのですが、――半覚醒状態で夢の続きにいる私には、その「新参者」が、現実にいるのかいないのか分からなくなったという。
いや、起きてみれば、そんな「新参者」など、いないという実感が沸いてくるのですが。記憶など所詮はあやふやなもの。今、起きて「そんな人はいない」と感じているこの「実感」が、正しい記憶というか…事実にもとづいている保証も、また無いわけで。
私の夢に現れた「その人」は、次の集まりで皆に確認してみるまで、存在も不在も確定しない。さながら、箱を開けるまで生死の確定しない、あの猫のように。
夢とうつつの間の、不安なような、けれどもひどく甘美でもある、あの感覚。時としてそんなものをもたらすならば、副作用もそう悪くはない。
そんなことを言っているから、死因は睡眠薬のオーバードーズ、なんて診断されてしまうのかもしれないけれど(笑





